
ビートルズ・ブートレッグ55年目の真実
Stories 5 デッカ・テープス 各論1「Deccagone シングル・シリーズ 7」
Decca Tapes (Specifics 1 / Deccagone single series 7)
PRO-1105 「CRYING, WAITING, HOPING / 'TILL THERE WAS YOU」(1978年 秋)

Deccagoneシングル・シリーズの6番目は「CRYING, WAITING, HOPING / 'TILL THERE WAS YOU」(PRO-1105)で、1978年秋に発売された。本来ならば15曲すべてが公表されていなければならない時期であったが、まだ3曲を残しており、1978年を通してはたった2枚のシングルしか発売さていないという状態であった。
前回のPRO-1104から数か月経過してからの発売だったからなのか、ディスク・レーベルの仕様も変化があった。過去5枚すべてに使用されたType Cのロゴは使用されず、新しいロゴのType Eのみ使用された。


上記Dgn47/48以外で、オリジナル・マトリックスのプレスは確認されていない。よって以下にリストするものはすべて、コピー盤である。コピー盤はマトリックスが2種類確認されているが、そのうち1つでは、2種類のピクチャー・スリーブが確認されている。 参照→「Deccagone シングル・シリーズ 1」

(←写真)コピー盤 1(Copy Fake 1)
マトリックスが「PRO-1105-A/B」のコピー盤(1)はオリジナルDgn47/48より複写された、印刷の悪いピクチャー・スリーブで、ディスク・ レーベルはオリジナルよりも濃いグリーン地のレーベルとなっている。
このピクチャー・スリーブは1種類のみしか確認されていない。
音質は若干の劣化があり少しこもった音で、スクラッチ・ノイズはやはり多い。

(←写真) コピー盤 2a(Copy Fake 2a)
ピクチャー・スリーブのデザインはオリジナルとは異なり、上部がグリーンとなっており、その上に「CRYING, WAITING, HOPING」の文字がイエロー、「'TILL THERE WAS YOU」の文字がレッドで印刷されている。 ディスク・レーベルはダーク・グリーン地にシルバーで印刷されている。
マトリックスは「コピー盤 1(Copy Fake 1)」とは異なり、「1105 A/B」となっている。
音質は「コピー盤 1(Copy Fake 1)」と同じように、こもっており、スクラッチ・ノイズもあるが、若干こちらの方がクリアである。



写真下( ↓ )は左がDgn47、中央Dgn53、右がDgn54であり、この程度の解像度写真だとほとんど区別がつかない。

オリジナルとの違い(判別方法) → 以下にオリジナル・スリーブとの異なる点を説明する

←写真 (判別点1)ピクチャー・スリーブのフロント
上になっている左側のスリーブがDgn 47のもの、下になっている右のスリーブはDgn53である。「'TILL THERE WAS YOU」文字のブルーが左はやや薄いライト・ブルーだが、右側の方はやや濃いブルーなっている。さらによく見るとバックのレッドも左側の方がややオレンジで、右は色がほぼレッド、そのため「'TILL THERE WAS YOU」のブルーのコントラストにも違いが生じていると思われる。

←写真
(判別点2)ピクチャー・スリーブのバック
上からDgn47
中段はDgn53
下段はDgn54
一見するとすべて同じように見えるが、実はDgn53と54には印刷が悪い箇所がある。
↓写真下は上段がDgn53、下段がDgn54である。
この2つには大変小さいが、不特定箇所にたくさんの白いスポットが存在している(矢印箇所)。
このような白い点はオリジナルでは認められない。この上下の写真を見比べて頂ければわかると思う。
